今日のキャラ 須田プクオ
生まれは柏だが生後まもなく浜松に引越したため出身を聞かれたら浜松と答える。しかし柏の話題にはできるだけ食いつくようにしている。
小学生のときのサッカーでは、みんなでゴールを運ぶときの位置取りが的確だった。小・中・高の随所でそういった的確さを発揮し、いじめに遭うこともなく順調に進学したが、大学の文芸サークルの飲み会で、鋭い同期からキオスクのお土産にたとえて茶化され、以降はサークル内全体でそういう目で見られることになる。どうにかしようとしてタケオキクチで服を買ったり、4200円する美容院に通ったり、アリミノのヘアワックスを勧められるがままに買って毎日ベタベタ付けたりするも裏目に出て、キオスク、マルイ、TK、アールニューボールド、地方都市、チョキチョキ、フィナンシェなど好き勝手に呼ばれ続ける。
フィナンシェの時期に父親が急死し、それをサークル内に周知させつつ休みをとる。数日後、サークル内での位置取りの失敗を修正できる見込みがないことを悟り、サークルを辞める(敗走感の出ないよう、父親の死がきっかけのように見えるタイミングで辞めたつもりだったが、キオスクの流れを作った鋭い同期生には見透かされていた)。
必要最低限の講義と自室とを往復するだけの生活になり、やや籠り気味になる。1日中籠ることにもそれほどストレスを感じなくなってきた頃、ボールペンをとってノートに小説を書き殴り、それをwordに転記し、推敲を重ねたものを第65回群像新人文学賞に投稿して当選を果たす。それが須田プクオである。