話し相手の頭を突然思いっきり叩いたらと想像してしまう

人と会話している最中、何の脈絡もなく「今この人の頭を思いっきり叩いたら……」という考えが頭をよぎることがある。行動に移すことはないけど、少しのあいだこの想像に頭を使われて、話を聞きそびれることがあるので、まあまあの支障が出ている。

大勢で真面目な話をしているときも、「自分がいま突然立ち上がって『ブー!ブー!ブー!オナラ!ウンコ!!!』と叫んだらどうなるだろう……」と考えてしまうことがある。仕事上の集まりで偉い人が持論を展開しているときは、自分が「うるせうるせうるせー!つまんねえくせになげえよ!」などと言ってるのを想像してゾッとしてるうちに話題が次に進んでいたりする。

僕はよくおとなしいと言われるけど、こういう考えが立ち上がって、それをがんばってしずめようとしているときはずっと黙ってることになるわけで、その様子がおとなしく見えているというだけなのかもしれない。これはおとなしい人全員に当てはまることでは絶対ないと思うけど、あえて当てはめてみて、同席したおとなしい男女を「人道に反した考えを必死に封じ込めようとしている人」だと思って眺めてみると結構面白いかもしれない。