タイトルをつける恥ずかしさ

5月頃からブログを続けて書いてみているけど、どうしても慣れないことのひとつに「タイトルをつけること」がある。自分の書いたものに自分でタイトルをつけるって、めちゃくちゃ恥ずかしい。自分の文章をひとつの作品として見てる感じがして気持ち悪い。拒否…

今日の14句

車をよけるためにお邪魔したガレージ 自分でも意味のわからないよろしくお願いします 大人たちのじゃんけん 大人たちのグッパ しょうもない手土産の渡し方 ヨード卵・光を思わせる月 骨上げの譲り合い おならで線を引いている 前の人のウォシュレットが強い …

面白いから好きになるのではなく、好きなものを面白がろうとしているのでは

僕は漫画が好きなんですが、セリフの文字が多かったり、登場人物がいっぱいいたり、設定が複雑だったりすると、読むのが面倒になってしまいます。あと、長編のストーリー漫画だと、ずっと読み続けていくのを想像して気が遠くなってしまい、読む気力をなくし…

無口状態から脱出するコツ

小学校1年生から2年生まで、クラスの中でほぼ一言もしゃべらなかった。国語の本読みでは発声を強いられたけど、声が小さいのを毎回怒られた。教卓の横に立たされて、ひとりだけ結構な量を読まされ、「みんな聞こえた~?」「聞こえません」「聞こえないって…

今日の言及

ファスナーを開けるときにつまむ金具が2つ付いているおかげで、ファスナーの開け始めの位置を自由に変えられるようになっているリュックサックの、ファスナーの開け始めの位置をさがす行為 会話中に時間が気になったものの、会話中に時計を見るのは失礼だと…

知らない人と話したい

本当かどうか知らないけど、古代ギリシアの世界では、ソクラテスという哲学者が、街にいるそのへんの人たちに話しかけて、路上で哲学的な論を交わす、ということが日常的にあったらしい。そういう世界、めっちゃ憧れる。 現代では確実に警戒されるので難しい…

良いことがあったことをどう伝えるか

最近、良いことが結構起こってるけど、それを人にどう伝えるかで少し悩むことがある。良いことがあったわけなのでそんなにめちゃくちゃ悩んでいるわけではないけど、こういうことはたびたび起こっている気がするので、せっかくなので少し言及しておこうと思…

今日の20句

人数を数えているのだと分かるように数える 知ったかぶりを早めに謝る 平熱の低さも伝える 早生まれを発表していく流れ スイカの切り方の違う家 日焼けした覚えがない 本当は少し尾行した レゴ好きのふり えりを立ててすぐ戻す 恐る恐るひげを伸ばす Vシネで…

「いい」にまとめられることの残念さ

「カモを眺めるのが好きなんです。カモって、飛んでるときは結構速いんですけど、着水した途端めちゃくちゃスローになるんです。あと、陸地を歩くときはオレンジ色の脚が見えて、それをよちよちさせてるのがかわいいんですよね。たまに潜って川底の藻を食べ…

正直は難しい

人から「正直やね」と言われると結構うれしい。また、嘘を指摘されたり自覚したりしたときは結構引きずる。僕はいろんな美徳の中でも「正直」をひいきめに見ているような気がする。 正直は難しい。油断すると「赤裸々」や「露悪」や「直情」などと間違えてし…

哲学カフェと経済と寝言とポジティブ野郎

・今日はクルミドコーヒーの哲学カフェ「朝モヤ」に参加した。参加者の中にこのブログを見たのがきっかけで来てた人がいて嬉しかった。このブログで哲学カフェを推す記事を書くたびに妄想してた(けど起こらなかったのであきらめていた)出来事だっただけに…

「沈黙は金」について

「沈黙は金、雄弁は銀」ということわざ?故事成語?格言?がある。この言葉に即座に同意できる人はあまり多くないんじゃないかと思う。会議とか飲み会とかで黙りこくってたら「全然しゃべらんな」「なんかしゃべろう…?」「場にしゃべらない人がひとりでもい…

今日の17句

婦人フロアを急ぐ傘などのなど味が好きで舐めるのど飴絆創膏持ってる人あそこから見えた所にいるはいオッケーが聞こえそうなCMなんかのWi-Fi使ってた再起動させられるやつか産毛を見せ合う女子トイレの方角を向かないように台車にマネキンを積む渡されたタブ…

スキャナーのデフォルトのファイル名の宇宙感

スキャナーで、あらかじめファイル名を決めることなくスキャンすると「2017年06月29日21時04分44秒.pdf」とか「2017_0629_210444.pdf」といったファイルができあがって、一瞬「おお…」ってなる。宇宙の歴史に爪痕を残したような気分になる。この状態だと何の…

帰り道はペットっぽい

会社を辞めて通勤がなくなったけど、同時に「毎日の決まった帰り道」を失って、それは結構寂しい。会社の嫌な思い出の多くは通勤と勤務中と宴会にあって、帰り道はだいぶ晴れやかな記憶として残っている。今でも外出の用事ごとに帰り道はあるにはあって、そ…

夏の良かった感じ2つ

小学生の頃、風呂を出て居間に行くと家族がだいたい起きていてオリンピックの中継だかサッカーの国際試合だかを見ているあの感じが好きだった。父親はなんかしら飲んでて、母親はうちわで自分の上半身をめちゃくちゃあおいでて、クーラーもちゃんとガンガン…

人の目を見てしゃべれないのは能力の問題かもしれない

人の目を見てしゃべったり、人の目を見て話を聞いたりするのが苦手なほうです。ずっと苦手だな~と思ってて、自分はそういう性格なんな~と思ってただけだったけど、今日ちょっと気付いたことがありました。この苦手さは、シャイな性格のせいなんじゃなくて…

フィクションって必要ですね?

もし絶対に正しい真理をたまたま自分が得たとする。それは、知ったら必ず幸せになれることがらだとする。じゃあ、その真理を自分が誰かに伝えることは、良いことなんだろうか。直感的には良いことだと思う。むしろ、伝えないほうがおかしい気さえする。でも…

今日の16句

この施設の関係者ですという早歩き 俺の目を気にせず鼻ほじられた いい曲だけどもういい また賽銭箱あった 拭いてみたら汚い 予約が要るからやめた 連打を任される子 打ち解けるのを急いだジョーク 非常時のティッシュの大盤振る舞い 鍋序盤の衛生観の探り合…

今日の思ったこと

このまま今の感じでブログを続けてもいいのか?と思った。 評価を気にせず書けるようになったのか?評価を気にしてるから毎日書いてるんじゃないのか?と思った。 定規をしおりがわりにすること多いなと思った。 町医者の受付は美人だけど愛想よくない人多い…

今日の20句

ミサイルのニュースの地味な映像 グラウンドの白線の入った爪 CM明けの大音量の拍手 声の出演で一時停止 スタッフロールに誰かを探していた時期 九九で試される滑舌 かかりすぎたかつお節をあげる 滝ってこれ? 化学的具だくさん 清掃用具を奪い合う 先生で…

今日の日記

健康診断で門前払いを受けた。 リュックが濡れるのはあきらめた。 大雨に帽子であらがっている小学生を見た。 傘置き場で他人の似た傘を握って感触の違いを確かめた。 パンを半額にしながらはしゃいでる店員を見た。 バス停で早く来いと叫んでる人を見た。 …

今日の22句

ちょうどの額払えた顔 フケの凹凸 フェードイン、フェードアウトな手伝い方 友達の次男 前のアイコンに戻ってる 人の家の二階の消灯 雑な志望動機の凄み ダンボールのささくれ はめるタイプの蓋を回していた時間 コースターをあるだけ重ねて使う贅沢感 梅の…

今日の日記

ドラッグストアをドラッグストアとして使った。 キズパワーパッドの高さに怯んだ。 シャツを2枚捨てて、ハンガーを2個得た。 買いすぎていたワセリンが活躍した。 展開の遅い連載漫画の展開の遅さを確認した。 ジャンプの次号予告ページをしばらく眺めた。 …

今日の16句

押しボタン式信号のボタンの深さ 車と車のすれ違いを見届ける マスタードが余りすぎている スプーンを入れるところに入ってるフォーク そんな雑な記入でよかったんだ 敬語の独り言 デスクライトのスイッチを探す どうやら先週号を見逃した エビの尻尾などを…

今日の日記

インクの切れたペンをようやく捨てた。 自分には真似できないやり方で片手に2つのコップを持ってる人を見た。 東京にいながら理想的な関西弁を使う人を見た。 喫茶店のトイレに入っていく人を、ズボンに手をかけるところぐらいまで見えるんじゃないかという…

今日の24句

へそがださい者同士 理系に〇をつけた日 新聞の切り抜きの裏で死んでいる人 春菊をポン酢味でしか知らない うちわの柄が起こす風 おいしそうな新品の付箋 また耳の裏を洗い忘れた いろんなくぼみで人を待つ また靴を履く時間を計算に入れてなかった 食卓へ運…

今日の日記

目玉焼きの黄身の処理に失敗した。 他人の家のアラーム音を長々と聞いた。 鞄の中身を気にしたうえでの全力疾走をした。 蠅でも蜂でもないでかい虫に飛びのいた。 ソフトクリームのゴミを店員に恐る恐る渡した。 フロアマップを見に戻った。 開けるのにコツ…

今日の20句

うちのレンジでは回らないサイズの弁当 器は熱いがスープはぬるい バターが歯にあたるようにかじる ここから落ちたらあの木が刺さるだろう 例題みたいな交差点 鳴らされたのでどかない 椅子の背に上着が積もる 白髪を抜かなくなる年齢 歩幅が合わず蹴れなか…

空間の16句

水田の上の空間 自動ドアと自動ドアに挟まれた空間 駅の柵を乗り越えたところにある空間 賽銭箱の向こうの空間 何も載せていない顕微鏡で見える空間 ピラミッドが通過した空間 ブレーキペダルの下の空間 本棚の中の、本と本棚に囲まれた空間 閉じた三面鏡の…